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AWS CloudOps Engineer(旧SOA)勉強ガイド

9分
AWS CloudOps Engineer(旧SOA)勉強ガイド

SAAに受かってすぐSOAの勉強を始めたのですが、思っていたより取り組みやすい試験でした。私の仕事はAWSでサーバーの構築や監視まわりが中心で、出題範囲と重なる部分が多かったので、勉強というより確認作業に近い感覚です。結果的に通勤電車の中だけ、問題集1冊、2週間で合格できました。

ただ、インフラの実務経験がないと話はだいぶ変わります。この記事では私の勉強プロセスを共有したあとに、レベル別の戦略をまとめています。

私の勉強プロセス

問題集3周の学習戦略

受験前のレベル

AWSでサーバーの構築や監視まわりの仕事をしていて、CloudWatchやAuto Scaling、SSMは毎日触っていました。SAAも取得済みです。なので「SAAの延長でいけるだろう」と思っていたのですが、AWS ConfigやOrganizationsは触ったことがなく、ここが後で一番苦労した部分です。

勉強の進め方

じゃあどう勉強したかというと、使ったのは問題集だけです。通勤電車の片道30分、スマホを使って解くスタイルで約14日間続けました。合計20時間ほどです。

机に向かって勉強した日はゼロでした。参考書や動画も買っていません。結果的にこの判断は正解で、問題集1冊で十分足りました。

出題は5つのドメインに分かれています。この後ドメイン番号が出てくるので、先に全体像を載せておきます。

#

ドメイン

配分

D1

モニタリング、ログ記録、修復

22%

D2

信頼性と事業の継続性

22%

D3

デプロイ、プロビジョニング、自動化

22%

D4

セキュリティとコンプライアンス

16%

D5

ネットワークとコンテンツ配信

18%

1周目: 弱点を見つける

まず1周目。何も見ずに全問解きました。

初回の正答率は65%です。「SAAの延長でいける」と思っていたので、正直焦りました。

モニタリング(D1)と自動化(D3)は業務で触っていた範囲なので8割取れました。でも、セキュリティ(D4)のConfigルールやSCPには全く手が出ませんでした。

1周目の目的は弱点の発見です。正答率が低くても気にしなくて大丈夫です。

2周目: 判断力をつける

弱点がはっきりしたので、2周目は間違えた問題だけを抽出して繰り返しました。

やったことはシンプルです。問題を解いて、間違えたら解説で「なぜこの選択肢が最適なのか」を確認します。それを繰り返して、正答率が80%まで上がりました。

ただ、答えを覚えてしまうと意味がありません。答えではなく、判断の軸を身につけることを意識していました。

セキュリティ(D4)だけは解説を何度も読みました。実務で触ったことがないサービスは、1回読んだだけではピンときません。

3周目: 仕上げる

で、3周目。模試を本番形式で繰り返して、正答率が88%まで安定したところで受験を決めました。

意識したのは時間配分です。130分で65問、合格ラインは720/1000点(AWS公式)。100分で解き終えて残り30分で見直す練習をしていました。

本番の感触

自信のある問題が大半で、迷ったのは3割くらいでした。

セキュリティの3問だけはほぼ勘でしたが、それ以外は模試と同じ感覚で解けました。

結果は778点です。模試で安定して取れていた正答率が、そのまま本番に反映された印象です。

他の合格者のデータ

私だけが特殊というわけではありません。nifty社のエンジニアもSAA持ち+実務経験ありで、20時間・3週間で合格しています。

じっくり準備するタイプなら、Reddit 920点合格者が参考になります。80時間かけて模試85%以上まで仕上げたケースです。

どちらでも合格できています。自分の性格に合う方を選んでください。

勉強時間の目安

SOA合格に必要な知識の構成

私のケースは2週間でしたが、必要な勉強時間は経験レベルで大きく変わります。

レベル

勉強時間

期間の目安

根拠

インフラ経験者

20-40時間

2-3週間

筆者20h/778点、nifty 20h/3週間

SAA取得済み

40-60時間

1-1.5ヶ月

note 5試験合格 SOA単体25-35h

AWS未経験

100-120時間

2-3ヶ月

nokonokonetwork調査(30件、2023年12月公開) 30-120h

nokonokonetworkの独自調査(30件の合格体験記を分析、2023年12月公開)では、受験者の62%が1〜2ヶ月で合格しています。

SAAに受かった直後から始めるのが一番効率的です。知識が新鮮なうちに始めれば、SAAと重なる範囲はほぼ復習なしで済みます。

合否の目安は模試の正答率です。80%を安定して取れるようになれば、本番に臨んで大丈夫です。

英語圏では「模試85%以上で安心」(Reddit 920点合格者)、「72%でギリギリ」(Reddit 745点合格者)との報告もあります。

レベル別の勉強ルート

レベル別勉強ルート

目安の時間がわかったところで、レベルごとの具体的な進め方です。

インフラ経験者(20-40時間)

CloudWatchやAuto Scalingを業務で触っている方は、問題集だけで合格できます。

  1. 問題集を1周して初回の正答率を確認します
  2. 間違えた問題だけ繰り返します
  3. 模試で80%を安定して超えたら本番に臨んでください

モニタリングと自動化は勉強したという感覚がありませんでした。普段の業務でやっていることがそのまま出てきます。その分の時間をセキュリティに集中できたのが大きかったです。

SAA取得済み(40-60時間)

SAAの知識がベースになるので、運用固有の知識を上乗せする形です。

  1. 問題集を2〜3周して運用系の問題に集中します
  2. SSM・CloudWatch・AWS Configの操作手順を重点的に学習します
  3. 模試で80%を安定して取れるようになれば本番へ臨んでください

SAAの知識で7割はカバーできます。ただ、残り3割のSSM・Config・Organizationsが想像以上に深いです。

油断しやすいのがセキュリティ(D4)です。SAAでは出なかったConfigルールやSCPの設計問題が出てきます。ここだけは別途時間を取ってください。

nifty社の体験記ではSAA持ち+実務経験ありで20時間合格のケースがありますが、実務がない場合は40〜60時間を見込んでください。

未経験者(100-120時間)

AWSとインフラの両方が初めてなら、基礎固めから始めてください。

  1. CLF(クラウドプラクティショナー)を取得します
  2. SAAを取ります
  3. 参考書 → Udemy → 問題集の3ステップで対策します

いきなりこの試験を受けるのはおすすめしません。SSMのRun CommandとSession Managerの違いを問われても、SSM自体を知らなければ問題文の意味がわかりません。

遠回りに感じるかもしれませんが、CLFとSAAで基礎を作ってから受ける方が結果的に早いです。問題文の読み方がまるで変わります。

5試験合格者もCLF → SAA → SOA → DVAの受験順を推奨しています。

おすすめ教材

ルートが見えたところで、実際に何を使って勉強するかです。ただ、SOAの教材は選べるほど種類がありません。SAAと比べると少ないです。

教材

種類

特徴

価格帯

AWS認定資格試験テキスト SOA

参考書

全ドメイン網羅

約3,000円

Udemy SOA対策コース

動画講座

基礎からの体系的学習

セール時1,500-2,000円

CloudLicense

Web問題集

本試験モードで実戦練習。無料問題あり

無料〜有料

スピードスタディ

Web問題集

AI解説付き、スマホ対応 ※当サイト運営

月額1,280円

AWS Skill Builder

公式教材

公式模擬試験20問が無料

無料

私は問題集1冊だけで合格しました。1つの教材を80%まで繰り返す方が、複数を浅く回すよりずっと効率的でした。

新たにスコープ入りしたサービス(ECS/EKS、CDK、Managed Grafana等)は既存教材でカバーされていないことがあります。AWS公式ドキュメントSkill Builderの無料コースで補完してください。

頻出サービスと出題傾向

どの教材を使うにしても、全範囲を均等にやる必要はありません。ドメインごとの頻出サービスを押さえておくと、勉強の優先順位がつけやすくなります。

ドメイン

頻出サービス

D1 モニタリング(22%)

CloudWatch、CloudTrail、EventBridge

D2 信頼性(22%)

Auto Scaling、Route 53、S3バージョニング

D3 自動化(22%)

CloudFormation、Systems Manager、CDK

D4 セキュリティ(16%)

IAM、AWS Config、Organizations

D5 ネットワーク(18%)

VPC、CloudFront、ELB

SAAと比べて一番変わるのがSystems Manager(SSM)の扱いです。パラメータストア、Session Manager、Run Command、Patch Managerなど機能ごとの使い分けを問われます。

SAAでは「サーバーを管理するサービス」くらいの認識で十分でしたが、この試験ではそれでは通用しませんでした。nifty社の体験記でも「SSMの出題量が想像以上」と報告されています。

AWS Configも要注意です。SAAではほとんど出ませんが、こちらではConfigルールの設計から運用手順まで踏み込んで問われます。

勉強の優先順位に迷ったら、SSMとConfigに集中してください。この2つの理解度で合否が分かれます。

不合格パターンと対策

ここまで何を勉強するかの話でしたが、合格体験記を見ていると、不合格になる人にはパターンがあります。

一番多いのが「SAAの延長」で臨んでしまうパターンです。私自身、初回の模試がまさにこれでした。SAAの感覚のまま解いて、運用固有の問題にまったく歯が立ちませんでした。

初回の正答率は65%でした。SAAの知識だけでカバーできるのは5〜6割です。SSMの操作手順やCloudWatchアラームの設計は、別途学ぶ必要があります。

2つ目は「サービス名は知っているけど設定方法がわからない」状態です。この試験は「どのサービスを使うか」ではなく「どう設定するか」を問います。

blog.future.ad.jpの体験記でも「2択まで絞れるけど最適解を選ぶのが難しい」と書かれています。AWS Skill Builderで実際に手を動かしてみるのが有効です。

3つ目は勉強時間の見積もりミスです。SAAに受かった勢いで準備不足のまま臨むケースです。SAA取得済みでも実務経験がなければ、最低40時間は確保してください。

対策はシンプルです。模試で80%を安定して取れるまで繰り返してください。

よくある質問

既存教材で対策できますか?

出題範囲の7〜8割は従来と共通なので、問題ありません。ただしコンテナ(ECS/EKS)やCDKなど新しい範囲は、AWS公式ドキュメントやSkill Builderで補完してください。

試験ラボ対策は必要ですか?

不要です。全問選択式で、ハンズオン形式の出題はありません(AWS公式)。

DVAとどちらを先に受けるべきですか?

AWSでシステムの構築や運用をしている方はこちらが先、アプリケーションのコードを書く仕事ならDVAが先です。5試験合格者はCLF → SAA → SOA → DVAの受験順を推奨しています。SOAの知識はDOP(DevOpsエンジニア)にもそのまま活かせます。

一度落ちたら再受験できますか?

14日間の待機期間を挟めば再受験できます(AWS認定ポリシー)。回数制限はありません。


ここまで読んで「自分にもいけそうだ」と思えたら、あとは問題集を開くだけです。試験の概要や難易度の詳細は「AWS SOA 完全ガイド」にまとめています。


この記事を書いた人 — スピードスタディ編集部。AWS認定6冠(CLF/SAA/SOA/DVA/SAP/DOP)を保有するエンジニアが、AWS資格対策の学習プラットフォーム「スピードスタディ」を開発・運営しています。この記事の筆者はSOA(SysOpsアドミニストレーター アソシエイト)を778点で取得しています。

AWS Certified SysOps Administrator - Associate 合格証

記事内の試験情報はAWS公式ドキュメントに基づいています。最新情報はAWS公式の認定ページでご確認ください。

#AWS #資格試験 #SOA
S

Speed Study編集部

AWS認定資格の学習をサポートするSpeed Study公式編集部です。

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