SAAの教材は種類が多くて、どれを選べばいいか迷います。私の場合はAWS実務3年のベースがあったので、問題集だけで済みました。勉強時間は20時間、812点で合格しています。ただしこれは経験者だからできたことで、万人向けではありません。
では未経験者や経験浅めの方は何を選べばいいか。判断材料として集めたのが、2026年3月時点でQiita・note・Zenn・Redditに上がっていた47件の合格体験記です。どの教材が何件使われていたかを数えて、使用率データ付きで比較しています。
SAA対策記事の一覧
この記事はSAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)対策シリーズの1本です。
テーマ | 記事 |
|---|---|
SAAの全体像 | |
勉強の進め方 | |
難易度・合格率 | |
教材の比較 | おすすめ教材(この記事) |
サンプル問題 |
→ この記事では「教材」を比較しています。
まず結論 — 経験レベル別のおすすめ

AWS SAAのおすすめ教材を1つずつ比較する前に、結論を先に出します。
レベル | おすすめ組み合わせ | 費用目安 |
|---|---|---|
AWS経験者 | 問題集(Ping-t or Udemy模試)だけ | 0〜約1,500円 |
IT経験者 | Udemy講座 + Ping-t + Udemy模試 | 約3,000〜5,000円 |
IT未経験者 | 参考書 + Udemy講座 + Ping-t + Udemy模試 | 約6,000〜8,000円 |
無料で合格 | AWS Skill Builder + aws-exam.net | 0円 |
私の場合は問題集だけでした。AWS実務3年で主要サービスはわかっていたので、知らないサービスの穴を埋めるだけで済んだからです。経験が浅い方は、インプット用の教材(参考書かUdemy)を1つ加えてください。
具体的な勉強の進め方は勉強方法ガイドにまとめています。
参考書3冊の比較
参考書はインプット用です。AWSの主要サービスの役割と組み合わせ方を理解するために使います。
書名 | 通称 | 価格 | C03対応 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
AWS認定資格試験テキスト | オレンジ本 | 約3,300円 | 改訂第3版 | IT未経験者。図解が多く読みやすい |
徹底攻略 AWS認定教科書 | 黒本 | 約2,860円 | 第3版 | IT経験者。問題数が多い |
AWS教科書 テキスト&問題集 | 翔泳社本 | 約2,970円 | SAA-C03対応 | 1冊で済ませたい人 |



体験記で最も使われていたのはオレンジ本(47件中9件)で、次が黒本(5件)でした。正直なところどれを買っても合格はできるので、差がつくのは参考書ではなく問題集の方です。
注意点は2つあります。まずC03対応版を選ぶことです。C02版は出題範囲が違うので間違えないでください。そして完璧に読み込まないことです。参考書は「ざっくり1周」で止めて、問題集に移ってください。
Web問題集3種の比較

問題集は学習の中心です。学習時間の7割はここに使います。
教材 | 費用 | 問題数 | スマホ対応 | 体験記での使用率 |
|---|---|---|---|---|
月額2,640円(税込、2025年8月有料化) | 852問 | ○ | 43%(47件中20件) | |
Udemy模擬試験(390問) | セール時約1,500円 | 390問(6回分) | ○ | 34%(47件中16件) |
完全無料 | 700問以上 | ○ | — |
Ping-tは体験記47件中20件(43%)で使われており、日本語圏で最も人気のある問題集です。852問を分野別・サービス別に演習できるので、苦手分野を集中的に潰せます。2025年8月に有料化されて月額2,640円(税込)になりましたが、問題の質と解説の充実度は変わっていません。「問題集だけで合格できた」という体験記の多くは、このPing-tの網羅性に支えられていました。
Udemy模擬試験は本番と同じ形式(65問×6回)で受けられるのが強みです。仕上げ段階で時間配分の練習に使うのがおすすめです。
aws-exam.netは完全無料で700問以上解けます。Ping-t有料化後の代替として使う人が増えています。解説も付いているので、お金をかけたくない方はここから始めてください。
Ping-t有料化後の代替戦略
Ping-tが有料になったことで「無料で問題演習したい」という声が増えました。
- 完全無料で行くなら → aws-exam.net(700問+)+ AWS Skill Builder Practice Question Set(公式20問)
- 少額で行くなら → Udemy模試(セール時約1,500円)で390問
どちらのルートでも合格は可能です。ただし問題数はPing-tの852問に比べると少なくなるので、間違えた問題の復習をより丁寧にやってください。
Udemy講座の選び方
AWSの全体像をインプットするなら、Udemy動画講座が定番です。
講座 | 講師 | 時間 | セール価格 | 体験記使用率 |
|---|---|---|---|---|
Shibata Shingo | 47時間 | 約1,500円 | 34%(47件中16件) | |
模擬試験問題集(390問) | — | — | 約1,500円 | 34%(47件中16件) |
「これだけでOK!」は日本語で最も人気のある講座です。ハンズオン(実際にAWSを操作する演習)が含まれていて、動画を見ながら手を動かせます。47時間ありますが、1.5倍速で見れば30時間程度です。全部を完璧に覚える必要はありません。
Udemyはセール時に買ってください。定価は8,800円ですが、月1-2回のセールで1,500円前後になります。定価で買う必要はありません。
英語が読める方は、英語圏で圧倒的に人気のStephane Maarekの講座(27時間)もあります。ただし日本語講座で十分合格できるので、無理に英語を選ぶ必要はありません。
無料で合格する方法
お金をかけずに合格できるでしょうか。結論から言うと可能です。無料教材だけで構成する学習ルートを整理しました。
教材 | 内容 | 費用 |
|---|---|---|
AWS Skill Builder Practice Question Set | 公式練習問題(40分) | 無料 |
AWS Skill Builder Domain Review | 分野別復習(各45分×4) | 無料 |
aws-exam.net | Web問題集(700問+) | 無料 |
AWS Free Tier | 実際のAWS環境でハンズオン | 無料(制限内) |
無料教材だけで合格した体験記は複数あります。ただし正直なところ、問題の質と量ではPing-tやUdemy模試に劣ります。Udemy模試のセール価格1,500円で390問を追加するだけで効率がかなり上がるので、余裕があればそこだけは投資してください。
よくある質問
Q. Ping-tが有料化された後、無料で使える問題集は?
aws-exam.net(700問以上・完全無料・解説付き)が最も充実しています。AWS公式のPractice Question Set(20問・無料)と組み合わせてください。
Q. 参考書は何冊買えばいい?
1冊で十分です。参考書はインプット用で、合否を分けるのは問題集の方です。参考書に予算を使うより、Udemy模試に回す方が効率的です。
Q. Udemyのセールはいつ?
月1-2回、不定期にあります。1,500-2,000円になるまで待てば定価で買うよりずっとお得です。
Q. SAAに過去問はある?
ありません。AWSは過去問を公開していません。代わりにPing-t(852問)やUdemy模試(390問)で本番形式の演習ができます。AWS公式のPractice Question Set(20問・無料)も本番の出題スタイルを確認するのに使えます。
Q. 生成AIは教材の代わりになる?
復習や疑問解消には有効です。「なぜこの選択肢が正解なのか」をChatGPTやGeminiに聞くのは効果的です。ただし体系的な学習の代替にはなりません。教材+生成AIの組み合わせがベストです。
次に読む記事
教材が決まったら、次は具体的な勉強の進め方です。経験レベル別の3パターンは勉強方法ガイドにまとめています。
SAAの難易度や合格率が気になる方は難易度と合格率で確認できます。
SAAの全体像はSAA完全ガイドで確認できます。
試験対策にはスピードスタディも活用できます。月額1,280円で、AWS認定の問題演習ができます。
Speed Study編集部
AWS認定資格の学習をサポートするSpeed Study公式編集部です。