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AWS データエンジニア(DEA)完全ガイド|難易度・勉強時間・教材

23分
AWS データエンジニア(DEA)完全ガイド|難易度・勉強時間・教材

AWS データエンジニア(DEA)は、CLF(クラウドプラクティショナー)・SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)の次にデータ基盤を構築するエンジニアが目指すアソシエイト資格です。2024 年に廃止された旧 DBS(旧 データベース - スペシャルティ)/ 旧 DAS(旧 データアナリティクス - スペシャルティ)の代わりに位置づくデータ系の現行 Associate で、データ取り込みから品質確保までを問う実装寄りの試験です。

私は AWS 認定を 6 つ取りましたが、データエンジニアリングは業務でやってきていません。DEA も未受験で、日英 51 件の合格体験記を読み込んで整理しました。全部読む時間がない方は「難易度」と「おすすめ教材」だけ先に読んでください。

この記事の構成

順番に全部読む方のために、まずは記事の見取り図を示します。DEA(データエンジニア アソシエイト)は、AWS のデータ関連資格の中で、データパイプラインを実装・運用するエンジニアの実装側を対象とする試験です。データ系には旧 Specialty 資格があったため、まずは現行と廃止資格の棲み分けから示します。

カテゴリ

試験

こんな人向け

データエンジニア(実装)

本記事 DEA

データパイプライン / データレイク / Glue / Kinesis

機械学習エンジニア(実装)

MLA(機械学習エンジニア アソシエイト)

SageMaker / MLOps / モデル運用

クラウド設計の汎用

SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)

AWS の設計力を証明

AWS 全資格の比較

AWS資格一覧|全12試験の完全ガイド

全資格の難易度・受験順序を見たい

AWS主要認定資格4つの棲み分けマップ(領域×スコープ2軸、DEA・MLA・SAA・全資格一覧)

この記事では DEA 単独の全体像(試験概要・旧 DBS / 旧 DAS との関係・難易度・勉強法・教材・FAQ)を一通り扱います。「aws データエンジニア 資格」「aws データベース 資格」「aws データ分析 資格」と検索してデータ系資格全体の現状から知りたい方は、§3 で現行と廃止資格の関係を確認してから先に進んでください。

Associate 4 資格の選び方は、ざっくり「データ系なら DEA、開発系なら DVA、運用系なら SOA、機械学習なら MLA」と覚えると迷いません。SAA は全方位の AWS 設計力を扱う上位互換的な位置で、これら 4 つはそれぞれの専門領域に絞り込んだ Associate です。

AWS DEAとは(試験概要)

ではここから DEA そのものに入ります。現行バージョン(2024 年 3 月 GA)の DEA-C01 は、AWS のデータエンジニア向け Associate 級資格です。正式名称は AWS Certified Data Engineer - Associate(日本語表記: AWS データエンジニアアソシエイト)で、aws data engineer associate で検索すると公式ページに当たります。試験コードは DEA-C01 が唯一の現行版で、旧版はありません(C01 は Certification 第 1 版の意味)。

AWS 公式の認定ページでは、DEA の役割を以下のように定義しています。

"データを取り込んで変換し、プログラミング概念を応用しながらデータパイプラインのオーケストレーションを行い、データモデルの設計とデータライフサイクルの管理を実行して、データ品質を確保する能力を実証します。"

公式の対象受験者像は、データエンジニアリングの実務 2〜3 年 + AWS の使用経験 1〜2 年です。「データを分析する人」より「データ基盤を作る人」の試験で、Specialty 級だった旧 DAS が BI・分析側を広く扱っていたのに対し、DEA は取り込みから配信までのデータパイプライン構築寄りに明確に振っています。

AI/ML 系資格との位置づけも整理しておきます。MLA はモデル運用の Associate、AIF はその入門 Foundational、AIP は生成 AI 開発の Professional です。DEA はそれら ML 系の手前で動くデータ基盤の Associate という立ち位置で、ML 関連サービス(SageMaker / Bedrock)は DEA の試験範囲に含まれません。データを SageMaker に流す前段の話が DEA の領域、というイメージで読み始めるとぶれにくいです。

現行の位置づけが見えたところで、もう一つ押さえておきたいのが廃止された 2 つの旧 Specialty 資格との関係です。次のセクションで扱います。

旧 DBS / 旧 DAS との関係

§2 で予告した廃止 2 資格の話に入ります。2024 年 4 月、AWS はデータ系の 2 つの Specialty 資格を相次いで廃止しました(AWS Certification retirements and launches blog)。

  • 旧 DAS(旧 データアナリティクス - スペシャルティ): 最終受験日 2024 年 4 月 8 日
  • 旧 DBS(旧 データベース - スペシャルティ): 最終受験日 2024 年 4 月 29 日

DEA-C01 は同時期の 2024 年 3 月 12 日に GA しています。公式 blog(Pam Brown 氏 2024-01-30)は廃止アナウンスの中で "One example of this change in our focus is the launch of the new AWS Certified Data Engineer – Associate" と述べ、新 Associate launch を廃止と並置して紹介しました。公式は「後継」と明言してはいませんが、Fred Hoskyns 氏 LinkedIn 投稿には 116 件のコメントが付き、英語圏でも 3 資格廃止と DEA launch は並べて議論されています。データ系の検索意図は現時点で DEA に集約されている形です。

旧資格の保有者は、取得日から 3 年間は有効性が維持され、Credly Badge も継続表示されます。期限内に再認定するなら DEA-C01 が事実上の選択肢で、判断軸は次の通りです。

旧資格

領域

廃止後の判断軸

旧 DBS(DB 運用 Specialty)

DB 設計・移行・運用専業

期限内(取得日から 3 年)はバッジ維持で十分。期限切れ後の再認定手段はないため、データ系を継続証明したい場合は DEA 取得が標準ルート

旧 DAS(BI・分析基盤 Specialty)

データ分析・BI 基盤

廃止済み、データ系の現行公式資格は DEA。乗り換えが標準ルート

mizukyf 氏 旧 DAS 体験記では "旧 DAS のターゲットはデータアナリストでなく、基盤を構築する IT エンジニアだった" と振り返り、DEA への乗り換えに違和感は少ないというのがコミュニティの感触です。

旧DBS/旧DASの廃止からDEA-C01への集約フロー(廃止スタンプ+収束矢印)

試験形式(合格点・受験料・出題範囲)

廃止資格との関係が見えたところで、ここからは DEA-C01 単体の試験スペックを公式値でまとめます。aws dea で検索される基本スペックは、すべてこのセクションに集約しています。

項目

内容

試験コード

DEA-C01

試験時間

130 分

問題数

65 問(採点対象 50 + 採点対象外 15)

解答タイプ

択一選択(4 択 1 正解)または 複数選択(5 択以上から 2 つ以上正解)

合格スコア

720 / 1000(換算スコアモデル・総合得点のみで判定)

受験料

150 USD(為替により変動、AWS 公式「試験の料金」ページで案内)

配信

Pearson VUE(テストセンター or オンライン監督付き試験)

言語

英語 / 日本語 / 韓国語 / 中国語(簡体字)

認定有効期間

3 年

出典: AWS 公式 認定ページ / DEA-C01 試験ガイド。なお競合記事には「試験時間 120 分 / 180 分」「問題数 75 問」の誤記が散見されますが、現行版は 130 分・65 問が正です。日本円換算の表記も「20,000 円税別」「22,000 円税込」と揺れていますが、AWS は USD 建てで設定しているため、本記事では USD 表記を一次にしています。

4 ドメインの配点

試験スペックの全体像が掴めたところで、出題範囲の内訳に入ります。公式試験ガイドに記載された 4 ドメインの配点は以下です。

#

ドメイン

配点

Domain 1

データの取り込みと変換

34%

Domain 2

データストア管理

26%

Domain 3

データ運用とサポート

22%

Domain 4

データセキュリティとガバナンス

18%

DEA-C01 4ドメイン配点ドーナツ(D1=34%突出、D1+D2=60%)

D1(取り込みと変換)だけで 1/3 を占めるのが DEA の特徴です。Glue・Kinesis・EMR でどうデータを取って整えるか、ここで点を落とすと厳しい構造になっています。

対象主要 AWS サービス

ドメイン配点で「Glue・Kinesis・EMR」と触れたものの、実際にどのサービスが対象に含まれるかは公式が一覧で明示しています。対象 AWS サービス一覧から、出題頻度の高い区分を抜粋します。

  • 取り込み: Amazon Kinesis(Data Streams / Firehose)/ Amazon MSK / AWS Glue / AWS DMS / Amazon AppFlow
  • 変換: AWS Glue(DataBrew / ジョブブックマーク / ワークフロー)/ Amazon EMR / AWS Lambda / Amazon Redshift
  • ストア: Amazon S3(Tables / Glacier)/ Amazon DynamoDB / Amazon Aurora / Amazon Redshift
  • オーケストレーション: AWS Step Functions / Amazon MWAA / Amazon EventBridge
  • クエリ: Amazon Athena
  • アクセス制御: AWS Lake Formation / IAM / KMS / Secrets Manager / Macie
  • モニタリング: CloudWatch / CloudTrail / Amazon Managed Grafana
DEA対象データパイプライン全体像(取り込み→変換→ストア→クエリ+共通基盤層)

頻出の三大サービスは Glue・Kinesis・Redshift で、複数の合格体験記が共通して挙げています。一方、Lake Formation と Step Functions は前提知識が浅いと刺さりやすいので、SAA 止まりで入る方は要注意です。

実務目線で詰まりやすい使い分け論点

合格体験記で「迷った」「設定理解で苦戦した」と書かれているのは、決まって サービス選定の判断基準 に関する問題です。試験前に押さえておくと安全な論点を 3 つ挙げます。

Kinesis Data Streams / Firehose / Amazon MSK の使い分け: Data Streams はリアルタイム処理(保持期間最大 365 日、消費者側でシャード制御)、Firehose は S3 / Redshift への準リアルタイム配信(バッファ単位の自動配信、変換 Lambda 内蔵)、MSK は Kafka 互換のフルマネージド(既存 Kafka 資産の移行)。試験では「最小コスト」「変換が必要」「順序保証」のキーワードで選択肢が分かれます。

Glue のジョブブックマーク・プッシュダウン述語: ジョブブックマークは増分処理の状態を Glue 側に保存して再処理を避ける機能で、「同じファイルを 2 回処理しない」要件で頻出します。プッシュダウン述語はパーティション列を読み込み前にフィルタする機能で、「クエリコスト最小化」「読み込みデータ量削減」の文脈で問われます。両方とも Glue ジョブのスループット改善要件に直結するので、概念だけでなくユースケースで覚える方が点に繋がります。

Lake Formation の細粒度権限: 列レベル・行レベルの ACL を S3 上のテーブルに付与できるのが Lake Formation の核心で、IAM だけでは「列単位のマスキング」「特定タグを持つ行のみ許可」が表現できません。試験では「PII 列をアナリストに見せない」「部署タグごとに行を絞る」のような要件で Lake Formation を選ぶ問題が定番です。S3 + IAM だけで構成する選択肢が並んでいたら不正解の合図と捉えると判別しやすくなります。

なお 2024 年 1〜3 月のベータ版数値(85 問・170 分・75 USD)は現行と異なるため、本記事では引用していません。古いブログ記事を読むときは GA 後の正式版数値を別途確認してください。

難易度(他試験との比較)

試験形式が掴めたところで、次は受験者が一番気にする難易度です。

DEA の体感難易度は 「Associate の中では知識量が多め、Specialty より下」 が日英の合格者で一致した評価です。具体的には、AWS の他 Associate(SAA / DVA / SOA)と比べてデータ系の知識が広く深く問われ、一方で廃止された Specialty(旧 DBS / 旧 DAS)と比べると複雑さは抑えめで、Pro 級の DOP(DevOpsエンジニア プロフェッショナル) より明らかに易しい位置にあります。

合格者の難易度評価を複数並べると以下のような分布になります。

評価が割れるのは経験値の差が大きいからで、合格者のスコアと勉強時間も読者層で大きく動きます。

経験・前提

勉強時間中央値

スコア例

出典

AWS 全冠ベテラン

10〜20 時間

765-859 点

jp #09 ap-com / #12 aminosan / #17 jtamas

データエンジニア実務 2-3 年

20〜30 時間

892 点

jp #15 konan

Azure 資格保有者

約 20 時間

765 点

jp #04 jbs

SAA / SAP 保有 + データ実務少

30〜40 時間

745 点

jp #11 bunsekiya(SAP保有・S3/Athena 実務少)

未経験者

約 80 時間(推定)

jp #02 cantabile

体験者ごとに難易度の感覚は変わるので、3 人の声を並べておきます。読みながら自分の状況に近い人を探してみてください。

まず、konan 氏(バックエンド 3 年 + データエンジニア実務 2.5 年)ですら 30 時間を集中投下して 892 点まで持っていったと書いており、業務経験があっても「楽勝」では通れない試験という整理です(konan 氏 zenn 記事)。

一方、Azure の DP-203(データエンジニア相当)保有者の jbs ブログでは「DP-203 と比べてデータライフサイクル管理やデータ品質確保の範囲が難しく感じた」と記録されており、他クラウドのデータ資格保有者でも甘く見ない方が安全です(jbs 体験記)。

同じく SAP 保有 + S3/Athena 実務少めの bunsekiya 氏も 30〜40 時間で 745 点ギリギリ合格と書いており、"迷う問題が多く、初見の問題には手こずった" という生々しい感覚を残しています(bunsekiya 氏 note 記事)。

ここから読み取れる難易度の感覚は、「Associate だが範囲が深いので、AWS 経験 + データ実務のどちらが欠けてもそれなりに時間がかかる」です。Specialty 経験者にとっては「Associate にしては手応えがある」、SAA 止まりの方には「Associate なのに範囲が深い」と読み方が真逆になる試験で、自分の立ち位置によって覚悟する時間が大きく変わります。SAA 直後で全てが新しい方には、後述の経験別ルートで 30 時間以上を見込んで設計してください。

51 件横断で見えた 3 つの傾向

合格体験記 51 件をスコア・前提経験・教材・苦戦サービスの軸で並べ直して気づいた傾向を 3 つ挙げます。

第一に、学習スタイルが「問題集周回型」と「サービス概念理解型」に二極化 しています。AWS 多資格保持者やデータエンジニア実務 2 年以上の方は、Cloud License や Udemy 模擬を 90% 正答率まで回す問題集周回型で 10〜30 時間に収まるパターンが多数派でした。一方、SAA 止まりや未経験層は、AWS 公式ドキュメントや Black Belt でサービス概念から固める必要があり、その分 30〜80 時間と幅が広がります。

第二に、詰まりやすいサービスは Glue・Redshift・Lake Formation の 3 点に集中 します。bunsekiya 氏は "Glue と Redshift の具体的な設定や使い分けで苦労" と書き、konan 氏も Glue の設定理解で時間を取られたと記録しています。逆に S3 / Athena は実務で触れている層も多く、ここで点を落とした体験記はほぼ見られません。

第三に、合格スコアと勉強時間に強い相関は出ていません。30 時間で 892 点(konan 氏)、20 時間で 945 点級(aminosan 氏 = AWS 全冠)、80 時間で 700 点台前半(未経験合格者)というパターンが混在し、スコア差は時間量より「業務でどのサービスを触ったか」の経験プロフィールに強く依存します。点数を稼ぎたいなら、時間を伸ばすより前に Glue/Redshift/Lake Formation の手触りを増やす方が効率的でした。

学習時間の目安・経験別の勉強方法

難易度の感覚がついたところで、次は「どれくらい勉強すれば届くか」と「どう回せばいいか」です。

合格体験記の実績は 10〜80 時間と幅が広く、要するに「経験値で大きく圧縮できる」試験です。経験別に 3 ルートに整理します。

ルート

想定する人

学習時間の目安

(1) データ実務あり × AWS 多資格 or 全冠ルート

データエンジニア実務 2〜3 年 + AWS 多資格保持

10〜30 時間

(2) SAA 持ち・データ実務浅めルート

Associate 1〜2 個保持・データ実務は浅い

30〜40 時間

(3) AWS 未経験 / データ実務なしルート

CLF / SAA 未取得

80 時間以上(CLF→SAA→DEA 推奨)

DEA経験別3ルート対比表(10〜30時間/30〜40時間/80時間以上のグラデーション)

全 3 ルート共通の学習フロー

ルートが違っても、回す順番は同じです。

  1. 公式試験ガイド を読んで 4 ドメインの守備範囲を把握
  2. AWS Skill Builder「Exam Prep Standard Course」(無料)で公式の出題感覚を掴む
  3. 問題集(Cloud License / Udemy 模擬試験)で出題形式に慣れる
  4. AWS Black Belt Online Seminar の Glue / Kinesis / Lake Formation / Redshift / Step Functions を補強用に流す

公式配点に応じた時間配分(30 時間 / 80 時間ベースの目安)

学習フローの 4 ステップを公式配点で割り直すと、ドメインごとに何時間ずつ充てるかが見えます。

Domain

配点

30 時間ベース

80 時間ベース

1. データの取り込みと変換

34%

約 10 時間

約 27 時間

2. データストア管理

26%

約 8 時間

約 21 時間

3. データ運用とサポート

22%

約 7 時間

約 18 時間

4. データセキュリティとガバナンス

18%

約 5 時間

約 14 時間

D1(取り込みと変換)に最大の時間を充てるのが基本設計で、ここで Glue・Kinesis・EMR の使い分けを取り切れるかどうかが勝負どころになります。

経験別の調整ポイント

時間配分の枠組みが見えたところで、各ルートの調整ポイントを順に見ていきます。

(1) データ実務あり × AWS 多資格ルート: konan 氏(バックエンド 3 年 + データエンジニア実務 2.5 年)は Udemy の模擬試験 9 回分(3 教材)を "正答率 90% になるまで周回" し、30 時間で 892 点に到達しました。問題集を解き進めることで Glue / Redshift の使い分けが体に入る、というのが体験記の感触です。もう一人、bunsekiya 氏(SAP 保有)は問題集回しと並行して、Gemini に "データ品質・運用・コスト・性能の軸で説明させる" プロンプト設定を作って学習を回したと記録しています。AI を「もう一人の解説者」として使う工夫は、この層の方には特に効きます。

(2) SAA 持ち・データ実務浅めルート: SAA の基礎の上に Glue / Kinesis / Redshift / Lake Formation を集中学習する設計です。AP-COM 技術ブログの ap-com 氏は AWS Skill Builder Exam Prep Course を中心に 12 時間で 811 点を取っており、出題範囲を絞り込めば短期で行けることを示しています(ただし全冠者なのでスタート地点が違います)。 SAA 直後で初挑戦する方は、bunsekiya 氏のように 30〜40 時間を見込み、Cloud License を毎日 1 セット周回するスタイルが妥協点として現実的です。"通勤時間で Cloud License をスマホ周回" という funlead 氏の隙間時間活用も、平日の確保時間が短い方には参考になります。机に向かう時間がまとめて取れない方は、まず通勤時間を Cloud License で埋める形から始めると、平日のリズムが作りやすくなります。

(3) AWS 未経験 / データ実務なしルート: いきなり DEA はおすすめしません。むしろ CLF → SAA → DEA の順で進めた方が、SAA で AWS の主要サービスと用語に慣れた状態から DEA に入れるので、トータル時間は短く済みます。あわせてデータエンジニアリングの基本概念(OLTP=日々の取引処理 / OLAP=集計分析、データレイク=生データの貯蔵庫、ETL=取り込み→変換→格納、ELT=取り込み→格納→変換)も入門書や OSS の解説サイトで先に固めておくと、DEA の問題文で "何を聞かれているか分からない" 状態を避けられます。

体験記を横断して見ると、"模擬試験を 9 回分 90% まで周回" "模試との重複が多く、Cloud License 主体で間に合った" "AI に解説の補足を頼んだ" のような具体策が共通項になっています。一発合格を狙うなら、このどれかの形は確保したいところです。

おすすめ教材

学習フローで触れた教材を、ここで具体的に整理します。DEA 対策の教材は、日本語環境でも英語環境でも 3 本柱で十分間に合う構造になっています。

用途

日本語

英語

公式・無料

AWS Skill Builder Exam Prep Standard Course(無料、20 問模擬付き)

同左(英日両対応)

講義(網羅理解)

Udemy「AWS 認定 Data Engineer Associate (DEA-C01) 対策トレーニング」(Maruchin Tech、約 17 時間、評価 4.2)

Udemy「AWS Certified Data Engineer Associate 2026 - Hands On!」(Stephane Maarek + Frank Kane、24h34m、評価 4.6、受講者 10 万人超)

問題集(多数演習)

Cloud License(複数体験記で言及、模試と本試験の重複多)

Tutorials Dojo Practice Exams(14.99 USD/年、4.9/5、13 クイズ)

公式試験ガイド

日本語版

英語版

日本語書籍

『独学合格 AWS 認定 データエンジニア-アソシエイト テキスト&問題集』(KADOKAWA、2025 年 12 月発売、図解+模擬試験 65 問)

(該当なし)

公式の Skill Builder Exam Prep Standard Course は、最初の 1 本目として最低限通したい無料コースです。20 問の模擬問題で「自分が今どこで詰まるか」を測れます。本格教材を選ぶ前のリトマス試験紙として使える 1 本です。

日本語の問題集は、Cloud License の評価が体験記で群を抜いて高く、bunsekiya 氏は "模試と本試験の重複がかなり多い"、jtamas 氏は "105 問 × 5 周" で 859 点合格と書いています(jtamas 氏 note 記事)。一方の Udemy 模擬試験は、konan 氏のように 9 回分を 3 教材合計で 90% 正答率まで持っていく使い方が高得点ルートで、本番より少し難しめという声が多く仕上げに向いています。

英語の問題集は Stephane Maarek 氏 Udemy + Tutorials Dojo Practice Exams の組み合わせが英語圏で最有力。受講者 10 万人超の Stephane 講座は AWS 全資格で定評があり、解説のロジックが整理されています。他方、Tutorials Dojo の Jon Bonso 氏シリーズは Review Mode / Timed Mode / Section-based / Final Test の 4 モードで本番形式に慣れられます。

書籍派の方には、2025 年 12 月発売の KADOKAWA 本(独学合格シリーズ)が日本語の選択肢として登場しました。図解と模擬試験 65 問付きで、独学者の選択肢が広がった形です。この KADOKAWA 本は、Udemy や Cloud License が合わなかった方の保険として持っておくと安心です。

選定の指針はシンプルで、「英語が読めるなら Stephane + Tutorials Dojo の英語ルート」「日本語のみなら Skill Builder + Cloud License + 必要に応じて Udemy 模擬または KADOKAWA 書籍」「AI 連携派は Gemini や ChatGPT で データ品質・運用・コスト・性能 軸の補足解説を組み合わせる」の 3 通りです。教材選びで迷う時間を減らして、問題演習に時間を割く方が合格距離は確実に近づきます。

よくある質問

教材まで揃ったところで、最後に検索でよく見かける疑問を一通り押さえます。

Q1. DEA とは何ですか?

AWS Certified Data Engineer - Associate(試験コード: DEA-C01)の略称で、AWS のデータエンジニア向け Associate 級認定試験です。2024 年 3 月 12 日に AWS が GA しました。出典: AWS Certified Data Engineer - Associate 認定

Q2. DEA の合格点はいくつですか?

720 点 / 1000 点(換算スコア)です。65 問のうち 50 問が採点対象、残り 15 問は採点対象外(将来の試験で利用可否を評価する目的)で、どれが対象外かは受験者にはわかりません。詳細は DEA-C01 試験ガイド を参照してください。

Q3. DEA の受験料はいくらですか?

150 USD(為替により変動、AWS 公式「試験の料金」ページで案内)です。執筆時点の目安は日本円で 22,000 円前後ですが、為替レートと AWS の年次更新で動くため、受験申込時に AWS 公式の認定ページ で最新値をご確認ください。

Q4. DEA の難易度は?

Associate レベルで、SAA / DVA / SOA より範囲が広く、データエンジニアリング特化の知識が求められます。学習時間の目安は経験別に分かれ、データエンジニア実務 2-3 年の経験者なら 20〜30 時間、SAA 保有でデータ実務が浅い方は 30〜40 時間、未経験者は 80 時間以上が目安です。複数の合格体験記では「Specialty 試験(旧 DAS / 旧 MLS)と同程度」との評価もあります。詳細は §5 を参照してください。

Q5. 旧 DBS との違いは何ですか?

旧 DBS(旧 データベース - スペシャルティ)は 2024 年 4 月 29 日に廃止された「データベース運用 Specialty」資格です。DEA はデータベースだけでなく、データ取り込み・変換・データレイク・分析基盤を含む「データパイプライン構築の Associate」資格で、領域が異なります。出典: AWS Certification retirements and launches blog

Q6. 旧 Data Analytics – Specialty との違いは?

旧 DAS(旧 データアナリティクス - スペシャルティ)は 2024 年 4 月 8 日に廃止されました。BI・分析基盤に特化した Specialty 資格でしたが、DEA はデータエンジニアリング全般の Associate 資格として、データ系の検索意図を統合しています。詳細は §3 を参照してください。

Q7. 旧 DBS 取得者は DEA も取るべきですか?

既存 DBS は取得日から 3 年間有効です。現職が DB 運用専業なら DBS の保持で十分ですが、データパイプライン構築・データレイク設計に業務領域を広げる場合は DEA 取得が有効です。再認定するなら DEA-C01 が事実上の選択肢です。

Q8. 受験言語は何が選べますか?

英語 / 日本語 / 韓国語 / 中国語(簡体字)の 4 言語です。日本語版は試験開始当初から提供されています。日本語で受験しても、画面上で英語原文に切り替えられるので、翻訳の意味が取りにくい問題は原文で確認してください。

Q9. 認定資格の有効期限はどのくらいですか?

3 年です。期限内に再認定を受けるか、上位資格に合格する必要があります。出典: AWS 公式 認定ページ


DEA を取った先のステップ

DEA でデータ基盤の Associate 級が固まったら、次の方向は 3 つあります。

あるいは AWS 全資格の難易度・受験順序から検討したい方は AWS資格一覧|全12試験の完全ガイド を出発点にしてください。


DEA の試験対策には スピードスタディ も活用できます。AWS 認定の問題演習ができるサービスです。

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