AWS試験合格への最短ルート
模擬問題とAI解説で、AWS認定試験の合格を目指しましょう

目次
模擬問題とAI解説で、AWS認定試験の合格を目指しましょう
生成AIを使った開発が当たり前になりつつある今、「次に何の資格を取るべきか」と考えているエンジニアは多いはずです。AWS AIP(生成AIデベロッパー プロフェッショナル)は、まさにその答えになる資格です。Amazon Bedrock(AWSの生成AIサービス)を中心に、生成AIを本番環境に実装する力を問います。
私はAWS認定6冠のインフラエンジニアですが、直近の案件でClaude Codeを使い始めて「インフラだけでは足りない」と痛感しました。生成AIが実務を変えています。その波に乗るべくAIPへの挑戦を決めました。
この記事では、AIPの全体像を1ページにまとめています。
AIP(生成AIデベロッパー プロフェッショナル)の対策情報は、この記事(全体像)と2本の詳細記事に分けてまとめています。すでに知りたいことが決まっている方は、そちらから読んでいただいても大丈夫です。
テーマ | 詳細記事 |
|---|---|
勉強の進め方・教材・ハンズオン戦略 | |
難易度・他資格との比較・合格者の声 |
AWS資格を初めて取る方は → CLF(クラウドプラクティショナー)完全ガイド インフラ設計の上位資格は → SAP(ソリューションアーキテクト プロフェッショナル)完全ガイド

最初に整理しておくべきことがあります。AWSのAI系資格には「AIF」と「AIP」の2つがあり、名前が似ていて混同しやすいです。
AIF(AIプラクティショナー)はFoundationalレベルで、AIの基礎知識を広く浅く問う試験。対してAIP(生成AIデベロッパー プロフェッショナル)はProfessionalレベルで、Amazon Bedrockを使って本番環境グレードの生成AIを構築・デプロイできるかを問います。
項目 | AIF(AIプラクティショナー) | AIP(生成AIデベロッパー) |
|---|---|---|
レベル | Foundational | Professional |
問題数 | 85問(採点対象65問 + 非採点20問) | 75問(採点対象65問 + 非採点10問) |
試験時間 | 90分 | 180分 |
合格点 | 700/1000 | 750/1000 |
推奨経験 | AI/ML 6ヶ月 | AWS 2年+ / GenAI 1年 |
核心 | AI/MLの基礎理解 | Bedrockで生成AIを本番実装 |
受験料 | $75 USD | $300 USD |
出典: AWS公式 AIPページ / AWS公式 AIFページ
AIFが「AIの基礎を広く知っているか」を確認する試験なのに対し、AIPは「Bedrockを使って本番環境の生成AIを設計・実装できるか」を問います。名前は似ていますが、求められるスキルの深さがまったく違います。
私はAIFを先に取るべきか迷いましたが、Professional試験に直接挑戦することにしました。AWSの基盤は6冠で固まっているので、AI/ML部分を集中的に学べばいいと判断したからです。
AIPがどんな資格かわかったところで、試験の基本スペックを確認します。
項目 | 内容 |
|---|---|
試験コード | AIP-C01 |
正式名称 | AWS Certified Generative AI Developer - Professional |
問題数 | 75問(採点対象65問 + 非採点10問) |
試験時間 | 180分(1問あたり約2.4分) |
合格スコア | 750/1000 |
受験料 | $300 USD |
配信 | Pearson VUE(テストセンター or オンライン) |
対応言語 | 英語、日本語、韓国語、中国語(簡体字) |
有効期限 | 3年 |
推奨経験 | AWS本番アプリ構築2年+ / GenAI実装1年 |
SAP(ソリューションアーキテクト プロフェッショナル)と同じ180分ですが、1問あたり2.4分あるのでSAAの2分より余裕があるように見えます。ただし問題文が長いので体感としてはタイトです。
もう1つ押さえておきたいのが出題形式です。AIPには従来のAWS認定試験にない形式が2つあります。
択一選択・複数選択に加えて、この2形式が出ます。「知っている」だけでは解けず、「プロセスを理解している」ことが求められる形式です。
75問のうち65問が採点対象。残り10問は将来の出題のための検証用で、どれが対象外かは試験中にわかりません。全問真剣に解く必要があります。
試験の中身をもう少し掘り下げます。出題は5つの分野に分かれています(試験ガイドPDF)。
# | 分野 | 配点 |
|---|---|---|
D1 | 基盤モデルの統合、データ管理、コンプライアンス | 31% |
D2 | 実装と統合 | 26% |
D3 | AIの安全性、セキュリティ、ガバナンス | 20% |
D4 | GenAIアプリケーションの運用効率と最適化 | 12% |
D5 | テスト、検証、トラブルシューティング | 11% |

D1とD2で57%。基盤モデルの統合と実装だけで過半数を占めます。
各分野で何が問われるかを簡単に整理します。
D1(31%): FM統合・データ管理 — RAG(検索拡張生成)の設計、ベクターストアの構築、プロンプトエンジニアリング。試験の最重量分野で、ここがヤマです。Amazon Bedrock Knowledge Basesを使ったRAGパイプラインの設計が中心になります。
D2(26%): 実装と統合 — エージェンティックAIの実装、モデルデプロイ、API統合。Bedrock AgentsやConverse APIの使い分けが出題の中心です。
D3(20%): 安全性・ガバナンス — Bedrock Guardrailsによる入出力制御、データセキュリティ、責任あるAIの実装。ハルシネーション防止やPII検出の設計が含まれます。
残りのD4(12%)はコスト最適化やモニタリング、D5(11%)はモデル評価とトラブルシューティング。配点は小さいですが、合格ラインが750点と高いので捨てるわけにはいきません。
SAPが「複数のAWSサービスを組み合わせた設計力」を問うのに対し、AIPは「Bedrockを中心とした生成AIアーキテクチャの設計・実装力」を問います。試験の軸が根本的に異なります。
各分野の難しさや対策の詳細は難易度の記事で解説しています。
分野構成がわかったところで、次に気になるのは「どのくらい難しいのか」です。
結論から言うと、AWS最難関級の一つです。英語圏のレビューでは「ANS(ネットワーキング スペシャリティ)以外で最も難しいAWS試験」という評価があります(Pluralsight)。
なぜ最難関かというと、合格者のスコアを見ればわかります。760点、763点、766点(Reddit r/AWSCertificationsの複数スレッドより)。合格ラインの750点をわずかに超えるケースが目立ち、800点台すら珍しい試験です。
私はSAPを受けたとき「4つの選択肢がどれも正解に見える」という経験をしました。AIPでも同じことが起きると覚悟しています。加えて180分の集中力維持はSAPで一度やっているので、体力面の見通しは立っています。
実際、英語圏のRedditではAWS歴5年以上で全資格を保有するエンジニアが735点で不合格になっています。合格ラインまであと15点。原因は「OpenSearchをベクターストアとして使う問題への実践不足」と「85問(Beta版)の精神的疲労で後半に崩れた」ことだったそうです。
教材選びにも落とし穴があります。UdemyのFrank Kaneコースで93%取れてもAWS Skill Builderの公式模擬では69%しか取れない。この落差はRedditで繰り返し報告されています。Udemyだけで安心せず、Skill Builderの模擬試験で実力を測ってください。
難易度の詳細・他資格との比較・合格者の声はAIPの難易度で解説しています。
難易度がわかったところで、具体的にどう勉強するか。英語圏の合格者の戦略を統合すると、3ステップに集約されます。

SAPのときは問題集だけで通用しましたが、AIPだとハンズオンなしでは厳しそうだと感じています。合格者の声を読むほど、実際に手を動かした人が受かっている印象です。
勉強時間の目安は、AWS経験者で40〜70時間、AWS未経験からだと3ヶ月程度です(Reddit r/AWSCertificationsの合格者データを統合)。
合格圏かどうかの判断基準もあります。Skill Builderの公式模擬で3回連続78%以上を取れれば、本番でも合格できる可能性が高いです。
ただし、スコアを上げるための学習法にコツがあります。正解を暗記するのではなく「なぜ他の選択肢がダメか」を理解すること。不正解の理由まで掘り下げることで、初見の問題にも応用が利くようになります。
それでも2択で迷う場面は出てきます。そのときは「Bedrock Way」を思い出してください。AWSマネージドサービスを選ぶのが正解になりやすいです。たとえばKnowledge Bases > カスタムRAG、Guardrails > カスタム安全コード、Converse API > InvokeModelという具合です。
具体的な学習ステップ・教材の使い分け・ハンズオン戦略はAIPの勉強方法で詳しく解説しています。
勉強法の方向性が見えたら、次は教材選びです。正直、教材は選べるほど種類がありません。新設試験の宿命ですが、逆に言えば「何を使えばいいか」で迷う時間は短くて済みます。
種類 | 教材 | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
模擬試験 | AWS Skill Builder Official Practice Question Set | 無料 | 本番に最も近い。まずこれから |
模擬試験 | AWS Skill Builder Official Pretest(75問) | サブスク($29/月) | 本番と同形式・同難度 |
動画コース | Frank Kane + Stephane Maarek(Udemy) | ¥1,500〜¥4,800 | 22時間。基礎固め。セール時が狙い目 |
学習プラン | AWS Skill Builder Exam Prep Plan | 一部無料 | 16コース・14時間43分 |
問題集 | Skillcertpro | $20以下 | Reddit合格者の推奨多数 |
出典: AWS Skill Builder / Reddit r/AWSCertifications
Skill Builderの無料模擬試験(Official Practice Question Set)は全受験者が最初に解くべき教材です。本番の難易度に最も近いと複数の合格者が評価しています。
1点注意があります。TutorialsDojo のAIP問題集については、Redditで「SageMakerに偏りすぎていてBedrock中心の本番とずれる」という報告が複数あります。AIPの中心はBedrockです。
教材の詳しい比較と使い分けはAIPの勉強方法をご覧ください。
ここまで試験の話をしてきましたが、「そもそもAIPを取る意味があるのか」という視点も大事です。
AIPが証明するのは「概念実証の枠を超えて、本番環境グレードの生成AIソリューションを構築できる能力」です(AWS公式)。
Bedrock導入企業が急増している今、生成AIを「安全に本番環境で動かせる」エンジニアの需要はそれに追いついていません。AIPはその実装力を証明するProfessionalレベルの資格です。
だからこそ、取得者がまだ少ない今の先行者優位は大きいです。数年後に取得者が増えてからでは差別化の効果は薄れます。
私は「インフラ+生成AI」の両軸で提案できるエンジニアになりたいと考えています。AWS 6冠にAIPを加えて早期7冠を達成できれば、生成AI案件の提案で説得力が増すはずです。
AIF→AIPが王道です。ただしAWSの基盤資格を複数持っている方はAIFを飛ばしても問題ありません。AWSの基礎が固まっていれば、AI/ML部分の学習に集中できます。
750/1000。採点対象は75問中65問。残り10問は検証用で識別できません。
AWS経験者で40〜70時間、未経験者で3ヶ月が目安です。詳しくは勉強方法の記事をご覧ください。
はい。日本語に対応しています。翻訳が不明瞭な場合は画面上で英語原文を表示可能です。なお英語圏の合格者からは「日本語版の翻訳品質に問題がある」との報告もあるので、英語での学習を並行しておくと安心です。
個人差が大きいです。「AIPの方が難しい」という声もあれば「SAP/ANSほどではない」という声もあります。方向性が異なる試験なので単純比較は難しいですが、AWS経験だけでは足りず生成AI固有の知識も必要な分、AIPの方がカバー範囲は広いとも言えます。詳しくは難易度の記事をご覧ください。
はい。出題範囲は同じです。Beta版は85問・205分でしたが、GA版は75問・180分に変更されています。問題の傾向や分野配点は変わりません。
厳しいです。Bedrockのハンズオン経験が合否を分けます。RedditではAWS歴5年以上のエンジニアが不合格になった例もあり、座学だけでは通用しません。最低でもRAGアプリケーションを1つ構築してから受験することを推奨します。
この記事を書いた人 — スピードスタディ編集部。AWS認定6冠(CLF/SAA/SOA/DVA/SAP/DOP)を保有するエンジニアが、AWS資格対策の学習プラットフォーム「スピードスタディ」を開発・運営しています。
記事内の試験情報はAWS公式ドキュメントに基づいています。最新情報はAWS公式の認定ページでご確認ください。
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